今日からエイテックは第5期が始まります。
第4期は苦しさの中にあって小さな光が輝いた時期でもあったと思います。例えば、株式公開の為の登竜門と言われるニュービジネス大賞(アントレプレナー大賞部門)の優秀賞(平成18年3月15日)、更には京都市ベンチャー企業目利き委員会によって企業評価として最高のAランクに認定(平成18年3月28日)されたことは、エイテックの診断事業がビジネスプランとして高く評価されたことだと思います。
京都市ベンチャー企業目利き委員会は、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏、堀場製作所会長の堀場雅夫氏、日本電産社長の永守重信氏、他5名の著名な委員で構成され、数多くある技術の芽の中から、将来広く産業に波及しうる技術を見極める公的機関です。
本来、事業というものは「世の中をこうしたい」という社会貢献を目的とした動機からなされるべきものです。「何のために技術を創出するのか」を徹底的に考えれば、発想が転換できます。その技術を審査するのが目利きの条件なのです。当社の高調波診断技術が目利きによって高い評価を受けたことは、世界に先駆けて次世代の新しい産業をつくり上げるものであり、当社の事業戦略が極めて重要であると言えます。
このような技術背景の中で、第5期はABCサービスと当社のコアである高調波診断技術を利用した新事業を展開し、お客様のニーズに応えてゆきます。
ここで、ABCサービスとは、A:アフターサービス、B:ビフォアサービス、C:コンサルティングサービスです。つまり、商品納入後の「アフターサービス」を充分にすることは当たり前ですが、商品の納入前にいろいろ説明をしたり、調査して回る「ビフォアサービス」はもっと大切です。そして最も大切なのは、お客様が今、何にお困りになっておられ、どうすれば解決することができるのかを総合的に考え、課題解決のための積極的な提案と支援を行う「コンサルティングサービス」であり、これが今求められているのです。
エイテックは、d−Value(診断の価値)追求の理念のもと、オンリーワン企業としての「希望の峰」に到達するには、もう一度原点に戻り、社員一人一人が目的に向かって、一丸となって燃える集団となったときにはじめて可能になると思います。さあ第5期のスタートです!
2006年4月1日
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