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2005年12月1日

12月の社長メッセージ

オンリーワン企業へのアプローチ Part6 〜試練の中で希望が

聖書に「試練は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む。希望は人を欺かない」とあります。

 世間全体が「景気が悪い、景気が悪い」と言っています。そのため、つい気持ちまで沈んでしまいますが、人間は苦労を経験して練られ、強くなっていくのです。会社もピンチのときにこそ問題の本質が見つかり、改善チャンスも生まれるのです。また、逆境のときにこそ、困難や試練を乗り切る人の真価が問われることになります。

 「疾風に勁草を知る」という格言があります。草原では、激しい風に吹かれると、弱い草はみな折れて倒れてしまいます。そのときになって、初めて強い草の存在がわかると言われています。

 また、「人の世は 関所越えれば また関所」という句があります。坂の上まで上がってホッとする間もなく、また次の坂が続いているのです。

 苦しい時にこそ「希望」を持って最高の力を発揮できるように、常日頃から意識して励まねばなりません。苦しくても、立ち止まってはいけません。停滞は直ちに衰退につながります。逆境の試練の中にあっても、「希望」という一燈を提げて歩めば必ず頂上(オンリーワン企業)に到達できると思っています。苦しいからといって途中で下りる癖をつけてしまえば、永遠に頂上を制覇した感激を味わえず、いつまでたっても壁を破ることができません。「匍匐(ほふく)前進」の精神で、這ってでも少しずつ前へ着実に進んでゆきましょう。

2005年12月1日

来年1月の年頭メッセージも是非ご覧下さい。