<<前のページ | 次のページ>>
2005年4月1日
No.KS50401

4月の社長メッセージ
「志は高く、姿勢は低く 」

エイテックの第4期が今日から始まります。

第3期を振り返り反省すべき点は多々ありますが・・・         

私は「過去を悔いるな。未来を案ずるな。今をベストに生きるべし」を信条としています。考え出したらキリが無いし、悪いことばかりに目が行ってしまいます。それよりどんな場面、どんな状況下でも絶対にプラス面があるはずだと思っています。私は嫌なことがあってもその日一日は悩み苦しみますが、次の日にはその思い煩いを払拭し、今日の仕事にベストを尽くそうと思うようになっています。 すでに第3期は過去になりました。

 第4期はもう一段高い目標を持ちたいと思います。

 中国の諺に「志小易足、易足無進(志小なれば足る易し、足る易ければ進む無し)」という言葉があります。
目標とすることが小さければ簡単に達成でき、すぐに満足してしまいます。
満足しやすいような目標では進歩はありません。つまり目標を大きく持てということです。人生における目標があるということは、成功の条件の一つです。

 人間の性(さが)は分っていても難しいものです。
成功し地位が上がると驕り高ぶりが出てきます。しかし有頂天になりやすい人ほど状況が悪くなるとすぐ落ち込んでしまいます。
「実るほど頭をたれる稲穂かな」の精神で謙虚さと感謝があれば、周囲からの信頼も集まります。

目標の実現に向けて日々努力すること、その積み重ねが人を大きくするのです。
人が大きくなる事こそエイテックがオンリーワン企業になる要因であります。
さあ、4月から再スタート! 目標に向かって突っ走りましょう。

2005年4月1日

                          

来月のメッセージも是非ご覧下さい。

2005年3月1日

No.KS50301

3月の社長メッセージ                     
顧客第一主義に徹しよう! 〜幸せを皆さんに、感動をお客様に〜

今、日本の企業は黒字企業が3割、赤字企業が7割です。特にベンチャーは厳しく9割以上は消滅し、1割未満が上場でき勝ち組に残ると言われています。私たちもこの勝ち組企業に残る為には、世の中のテンポに合わせ、よりスピードアップすると同時に

顧客第一主義、現場第一主義に徹することが大切です。

経済学者ドラッガー氏は「社内にはコストしかなく、利益は全て社外に有る」と言っています。利益はお客様への貢献や奉仕の正当な対価として頂けるものだからです。現場から生まれたこの機器(高調波診断器)がどれだけお客さまに貢献しているのかと言うことです。

高調波診断技術(活線設備診断)のグローバルスタンダードを目指すのはなぜか?

例えば現場ではモータ巻線のレアショート及びメタルベアリング等の異常・劣化で困っている訳です。技術立国日本に於いて新しい診断技術が望まれています。市民権が得られれば、法令点検等の診断法の方向付けになる訳です。

世の中の役に立ち、人々に喜ばれる企業を目指すというのが我々の使命ですが、その為に私たちはどのようにお役立ちしたらいいのか?真剣に考えて精神誠意尽くす姿勢で臨めば必ず相手の心を打つことを忘れてはいけません。そのためにはお客様の要求にタイムリーに応えていくことが大切です。

 一つの例としてディズニーランドの成功の秘訣はアメリカ型マニュアルにあるといわれていますが、それだけでなく「幸せを皆さんに、感動をお客様に」という心にあると聞いたことが有ります。少女期に亡くなった娘さんを偲んで、その誕生日にディズニーランドに来た夫婦が、レストランで亡き娘の分も合わせて、お子様ランチを三人分注文しました。不思議に思ったスタッフは理由を尋ねてその理由が分かると、直ぐに子供用の椅子を用意しテーブルに一輪の花を添えたそうです。

夫婦が大変感動した事は言うまでも無く、このようなことはマニュアルに書いてあるはずがありません。従業員一人一人がどのようにしたらお客様に喜んでもらえるか、常に考えておればこそ出来た事です。そのような姿勢で業務に取り組んで行けば毎日毎日、朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝と反省に眠るという心境になると思います。

私たちもきめ細かくスピーデイにお客様に役立つことを常に念頭において、価値ある仕事に心掛け取り組んでほしいと思います。

2005年3月1日

来月のメッセージも是非ご覧ください

2005年2月1日

No.KS50201

2月の社長メッセージ 
治にいて乱を忘れず  〜歴史と哲学を学ぶ〜

最近の日本を見ていると、残念ながら三ボケの状態にあるように感じます。
三ボケとは・・

 (1)平和ボケ (2)贅沢ボケ (3)甘やかされボケ のことです。

敗戦後、日本は先人の努力により急速に復興し、世界が目を見張るほどの奇跡的な発展を遂げました。そして国民は平和を享受し豊かになりました。
しかし、その一方でいつの間にか以前の苦労を忘れ、今の自分たちが置かれている状況が当たり前だと思うようになってしまいました。世の中は常に有為転変なのです。良いときもあれば悪いときもあります。にもかかわらず、私たち人間は良いときが続き好調の波が続くとつい、有頂天になって油断してしまうものです。

「盛時驕らず、哀時悲しまず」という精神を持たなければなりません。
良い時には悪い時(こと)を思い、悪い時には良い時(こと)を思っておかないといけないのです。

「治にいて乱を忘れず」という、古来名君と言われる人達が大切にした言葉があります。これは「平和な時でも戦乱の時を忘れないで力を蓄え、武を練ることを怠らない。平穏無事の時も万一のことを考えて油断しない」との意味です。
仕事にしても、生き方にしても道理はこの通りだと思います。よくできる人ほど、このことを心得ています。また、力のある人ほどよく勉強します。実力がなくなる怖さを知っているからです。

ゲーテも「涙とともにパンを食べた経験のない人は、本当の人生がわからない」と、言っています。

エイテックは今、涙とともにパンを食べているのかもしれません。
現在の経験、苦しみや喜びを乗り越えてこそ、本当の企業、エイテックの姿が見えてくるのだと信じています。

歴史は知識の宝石箱であり、哲学は人生の玉手箱です。
古来名君が語った「治にいて乱を忘れず」という、この言葉を心に留め、エイテックはサステーナブルカンパニー(未来に向かって発展を続ける企業)としてこれからも歩み続けます。


                                           2005年2月1日

来月のメッセージも是非ご覧ください。