今、日本の企業は黒字企業が3割、赤字企業が7割です。特にベンチャーは厳しく9割以上は消滅し、1割未満が上場でき勝ち組に残ると言われています。私たちもこの勝ち組企業に残る為には、世の中のテンポに合わせ、よりスピードアップすると同時に
顧客第一主義、現場第一主義に徹することが大切です。
経済学者ドラッガー氏は「社内にはコストしかなく、利益は全て社外に有る」と言っています。利益はお客様への貢献や奉仕の正当な対価として頂けるものだからです。現場から生まれたこの機器(高調波診断器)がどれだけお客さまに貢献しているのかと言うことです。
高調波診断技術(活線設備診断)のグローバルスタンダードを目指すのはなぜか?
例えば現場ではモータ巻線のレアショート及びメタルベアリング等の異常・劣化で困っている訳です。技術立国日本に於いて新しい診断技術が望まれています。市民権が得られれば、法令点検等の診断法の方向付けになる訳です。
世の中の役に立ち、人々に喜ばれる企業を目指すというのが我々の使命ですが、その為に私たちはどのようにお役立ちしたらいいのか?真剣に考えて精神誠意尽くす姿勢で臨めば必ず相手の心を打つことを忘れてはいけません。そのためにはお客様の要求にタイムリーに応えていくことが大切です。
一つの例としてディズニーランドの成功の秘訣はアメリカ型マニュアルにあるといわれていますが、それだけでなく「幸せを皆さんに、感動をお客様に」という心にあると聞いたことが有ります。少女期に亡くなった娘さんを偲んで、その誕生日にディズニーランドに来た夫婦が、レストランで亡き娘の分も合わせて、お子様ランチを三人分注文しました。不思議に思ったスタッフは理由を尋ねてその理由が分かると、直ぐに子供用の椅子を用意しテーブルに一輪の花を添えたそうです。
夫婦が大変感動した事は言うまでも無く、このようなことはマニュアルに書いてあるはずがありません。従業員一人一人がどのようにしたらお客様に喜んでもらえるか、常に考えておればこそ出来た事です。そのような姿勢で業務に取り組んで行けば毎日毎日、朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝と反省に眠るという心境になると思います。
私たちもきめ細かくスピーデイにお客様に役立つことを常に念頭において、価値ある仕事に心掛け取り組んでほしいと思います。
2005年3月1日
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