論語に「これを行う者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」とあります。
ただ単に行うだけでは、とても好む人には勝てません。好む人は、楽しんでいる人には勝てません。物事にも何の関心を示さず、楽しもうとしないばかりか、好きになったり知ろうとする努力もしない人は論外ですが、行う以上は好きになり、好きになるよりは楽しんだ方が人生は豊かになります。
人に会うときも、楽しむ心で接すれば良い出会いが生まれます。その為には、自ら変わらなければなりません。事を成功させようと思えばいろんな知識が 必要になります。その知識は、好きで楽しければ自然に吸収できるし、人からも提供してもらえます。先ず好きになり、更に楽しくなれば目の前に落ちている幸運を拾うことができます。つまり日々の仕事が「喜び」であり「生き甲斐」になると思います。
「仕事は喜びと生き甲斐」という勤労観は、日本資本主義の祖と言われている鈴木正三(江戸時代の二代将軍 徳川秀忠に仕えた直参の三河武士)が記した『四民日用』の中で述べている言葉です。
エイテックがオンリーワン企業になるためには、私が昨年8月のメッセージで話しました「d VALUE」(診断の価値:diagnostic value)の理念を具現化させる必要があります。そのためには、仕事を「行う」ことから「好む」へ、更には「好む」から「楽しむ」にならなければならないと思います。
「楽しむ」ことはオンリーワン企業が備えるべき二つ目の条件と言えます。(因みに一つ目の条件は10月のメッセージにある「スピード」です)
エイテックを「楽しむ」集団にしましょう!
2005年11月1日
来月のメッセージも是非ご覧下さい。
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