突発事故を許さない!「画期的な設備機器予知診断」を実現
■負荷部の判定にはカップリング・軸アンバランスの測定値により3つの負荷モードに分類されます。
モード
カップリング異常・軸アンバランス数値
モードの特徴と注意事項
高位モード
0.1以上
効率高、モータ機械系への影響が出やすい、電動機損失大
安定モード
0.06以上0.1未満
電力バランス良好
低位モード
0.06未満
効率低、負荷振動によりモータ電気系へ影響が出やすい
負荷損失大
■エネルギー診断
高調波診断技術の特長のひとつは省エネルギー診断が可能なことです。すなわち電力と負荷電力(負荷
が消費する電力)とが調合(matching)しているか状態かどうかをみることです。これは電力バランス、いわ
ゆる負荷モードにより判定することができます。
負荷モードは電気設備の異常劣化を知る上で極めて重要な要素です。供給電力を効率よく負荷部へ供給
するためには整合装置(例えばインバータ)が必要な場合があります。安定モードになるようインバータの
周波数を調整することが有効な手段といえます。
詳細は「高調波診断技術講習会テキストT・U・V」をご参照下さい。
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