d-value 診断の価値を追及する エイテック株式会社

突発事故を許さない!「画期的な設備機器予知診断」を実現


 
 
診断の流れ
測定方法







   測定方法

 
 
測定の方法によっては判定あるいは定量値の出方が異なることがあり、下記の方法に従って測定される
   ことをお薦めします。

 ■高調波センサによる測定と共に電流クランプによる電流測定も行います。電流測定は660Vまでが対象
   です。660Vを超えた場合は高調波センサのみで測定します。適切な安全対策した上で測定作業を行っ
   てください。

 ■0.75KW以上、2A以上の負荷電流が対象になります。
 
   「1次側(電源側)と2次側(負荷側)」を測定する機器
   インバータ、直流電動機、UPS、発電機、トランス
 
   「2次側(負荷側)」を測定する機器
   交流電動機

 
■高調波センサ
. 取込み角度約35°以内に2線以上が入るよう測定してください。



  測定部位(1次側)

 R・S相(2線)以上を
 取込み角度約35°内に入れて測定 (S・T相も可)


  測定部位(2次側)

 U・V相(2線)以上を 取込み角度約35°内に入れて測定 (V・W相も可)
  
   

  測定ができない部位(磁束の発生する場所)
 
 
モータ上部端子台BOX          電磁開閉器の近辺


 他のケーブルの影響を受けやすい
部位


■電流クランプ

  測定部位(2次側)
 
 U・V・W各々1本ずつを電流クランプで測定してください。
   
 


1. 測定時は極力センサーが振れないようにしてください。
2.
2線以上(可能な限り3線をまとめて) 「取込み角度約35°以内」 で測定してください。
3. 高調波センサーは電線ケーブルの電磁界を検出していますので、ブレーカーなど他からの電磁界の影響を
極力受けない個所で測定してください。また可能な限り電線ケーブルに近づけて測定してください。
4. インバータ機器を測定する場合は、共振周波数帯(60Hz、30Hz、20Hz)近辺を避けてください。この
周波数帯で測定した場合、判定結果が測定毎に変わることがあります。
5. インバータ機器において、運転周波数が大きく変動している場合は測定を避け、運転周波数の変動が
少なくなった時点で測定してください。また劣化傾向管理を行う場合は出来る限り同一運転周波数で測定
するのが望ましいです。
6. 測定は出来る限り負荷のかかった状態で行ってください。負荷のかかり具合により劣化の判定も変化
することがあります。例えば、コンプレッサーの場合、ロード状態とアンロード状態ではアンロード状態の方
が判定は甘くなりますので、常にロード状態で測定してください。
7. KS−100Aでインバータ機器を測定する場合、低周波数域(およそ30Hz以下)は避けてください。
KS−100Aは、低周波数域での高調波測定精度が低下しますので、周波数の変更が出来ない場合は、KS−1000で測定てください。
8. 負荷電流が絶えず変動(ハンチング)している場合は、電流診断が正確に出来ないことがあります。
この場合は高調波診断のみで判断することになります。
9. インバータ機器での測定において、高調波センサー位置表示が「入力過大」「入力不足」の繰り返しで
「測定可能」の表示が出ない場合があります。この場合は、高調波センサーを電線より0〜5cmの位置
(「入力過大」の範囲)で強制的に測定してください。この場合、評価にあまり影響がないものと考えております。