診断実施例2−7
■昨年9月に45KW冷温水ポンプをKS−1000で診断したところ巻線にC(0.570)判定、
電流診断 B2判定、負荷モード:低位モードと悪い判定が出た為、開放点検したところ
報告書内容と一致していた。
モータ部
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結果
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判 定
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コメント
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回転軸・軸受・据付け
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A
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0.153
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巻線の初期絶縁劣化の傾向あり。負荷の影響が大きく、放置するとレアーショートに進展する。軸受、ハウジングは巻線過熱の影響でグリス析出、変色が生じ易い。
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巻線の絶縁(相間)
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C
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0.570
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軸受・ハウジング損傷
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B1
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0.145
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エアギャップ不均一
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A
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0.215
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負荷部
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【負荷モード:低位モード】流体の流れが悪く軸受損傷、異物付着、回転異常の傾向あり。カップリング数値が低くインバータ設置による対策が望まれる。管内洗浄、軸受交換も必要な状態になっています。
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カップリング、軸アンバランス
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A
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0.0105
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軸受損傷・異物付着
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B2
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0.0112
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回転軸異常・バルブ磨耗
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B2
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0.0111
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歯車・ベルト損傷
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B1
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0.0101
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過熱によりワニスが剥離している。
表面に不平衡過熱による変色が確認できる。
また、軸の両端のベアリングからはグリスが析出している。
異物(塵埃)の付着及び回転子による擦傷が確認できる
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